スケートボードのABCのBがBasket Ballということに、君は怒るだろうか。
Bは、BOARD。Bは、BAKER。Bは、BACK SIDE。いくらでもスケボーの「B」はあるのだけど、ここはあえてBasket Ballでいきたいと思う。
スケボーとバスケットボールには、共通点がある。
カッコよくやるということだ。
バスケットボールには、ダンクシュートというものがある。
バスケットの上から、手でボールを入れてしまうという荒業だ。これを反則にしなかったバスケットボールの偉い人たちは、えらい。
ダンクシュートは、ほとんどのバスケットボールプレイヤーが憧れるプレイの1つだけど、昔は、あまりおすすめできるプレイではなかったそうだ。
シュートが下手だったり、ボールハンドリングが下手な人がやる雑なプレイと思われていたり、相手チームへの見せしめとしてのプレイというような捉えられ方をされていて、ダンクができる人でもあえて、レイアップシュートをしていた時代があった。
そのイメージを、歴代のダンカーたちが少しずつ変えてきて、みんなご存知、マイケル・ジョーダンが完全にひっくり返した。バスケットボールにダンクはなくてはならくなった。
NBAのオールスターゲームで行われるダンクコンテストは、ルーキーが名前を売る登竜門的存在になったし、ダンクシュートでゲームの流れが変わったりするほど、大切なプレイになった。
ダンクシュートをきっかけに、バスケットボールは、「いかにカッコよくやるか」という価値観を持ったスポーツになり、バルセロナオリンピックのアメリカ代表ドリームチームの優勝をきっかけに、世界中の若者がバスケットボールに憧れた。
スケートボードも同じだ。スケートボードにカッコよさの追求がなかったら、きっと、曲芸やレジャーで終わっていたし、僕たちが熱狂することもなかったはずだ。
プロレスラーが強くないといけないように、バスケ選手とスケーターは、カッコよくなくてはいけないのだ。
カッコよさの追求は、ひとつ間違えると「ショー」になってしまう。バスケットボールでも、ショー的な見せ方をする団体があるけど、いまいちピンとこない。なぜなら、カッコよさは、真剣勝負のさなかに見せられるからこそ、価値があるものだからだ。
スケーターが、いつまでもストリートスケートにこだわるのも、真剣勝負のさなかのカッコよさを知っているからだと思う。
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