言いきってしまおう。ANTI HEROとは、スケートボードそのものだ。
日本人の僕たちが「スケートボード」というものをイメージした時に浮かぶ、あれやこれやの中には、必ずANTI HERO的なことが含まれている。まだスケボーをしたことがない人の頭の中にだって、きっとANTI HERO的なことがあると思う。
ハーレーダビッドソンを彷彿とさせるイーグルのグラフィックは、自由の国アメリカをイメージさせるし、ジョン・カーディエルがメイクした伝説の50-50グラインドは、これこそストリートスケートの真骨頂だと感じるくらいに衝撃的だ。
チームライダーの入れ歯を模したカーブワックスも、社会風刺が効いたデッキのグラフィックなんかもそうだ。とにかくやることなすこと、全部がスケートボードをあらわしている。
もしも、「スケートボードって何?」と疑問に思ったら、ANTI HEROのビデオを見て、ANTI HEROのデッキに乗って転んで、しこたま擦り傷を作って、風呂に入った時にキズがしみたりして、自分のやったことを後悔してみたらいい。後悔も含めてそれが、スケーターの暮らしだ。
https://youtu.be/uX0II5MQqkg
クソみたいな仕事を終わらせて毎日スケボーしろ。ということを、ANTI HEROは、僕たちに伝えている。一生勝てない。
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